最近多い刺殺事件に「共通」する真実〜銀座新橋日比谷有楽町・心療内科コラム

最近多い刺殺事件に「共通」する真実〜銀座新橋日比谷有楽町・心療内科コラム

こんにちは。ゆうきゆうです。

刺殺事件に共通する法則…?

さて最近、「刺す」という事件が多いように思えます。
ナイフによる殺人未遂であったり、無差別刺殺であったり…。
悲しい状況です。
しかし実は、これらの事件に「ある共通する法則性」があるのです。

実はクリープランド州立大学のベンジャミン・ウォレスは、大勢の被験者にたいして「どの時間帯が一番催眠や暗示にかかりやすいか?」ということを調べました。

その結果、
・午後1時~2時
・午後6時~9時
の二つが、もっとも催眠や暗示にかかりやすい時間帯ということが分かったのです。

この時間帯、思い当たることはありませんでしょうか。
そう。
「疲れて、意識がボーッとしている時間帯」です。

危ないのは、昼下がりと午後。

昼ご飯の後は眠くなりますし、夜も6~9時くらいになると、疲れ切ってしまう人も多いかもしれません。

そして普段、人間には理性があります。
そのため、外からの催眠や暗示、または何かの強制にたいして
「いやいや、そのまま従っちゃダメだ!」という防御をすることができます。

しかし疲れてしまっている上記の時間帯ですと、それこそ人の言葉に簡単に従ってしまったり、抵抗する力をなくしてしまうわけです。

これは結局、刺殺などの衝動的な行為が起こりえる時間帯にも、共通するものはあると考えます。

なぜなら不安定な衝動にたいして、抵抗する力も、同じようになくなる可能性があるからです。

実際の事件は…?

さて、それを踏まえて、ここ最近の殺傷事件の時間帯を見てみましょう。

・後楽園 刺傷事件     2019年2月14日20時過ぎ
・新宿ホスト殺人未遂事件 2019年5月23日16時頃
・登戸の刺殺事件     2019年5月28日午前7時41分頃
・警察官が刃物を持った男に発砲した事件 2019年5月28日14時15分頃

まぁ、実際に20時の事件はズバリです。
一点、登戸の事件は「7時41分」で、朝であり、まったく上記の範囲から外れます。

ただそれ以外は、20時、16時と夜の時間であったり、14時15分という昼下がりの時間帯ではあります。厳密ではありませんが、だいたいその範囲内にあると考えられます。

そう考えると、「完全な深夜」や「午前」は、実はこういう事件が起こりづらいとも考えられます。
特に「深夜」なんて、いかにも危険なイメージがありますが、逆にそんなに危ないわけではないのですね。
それこそ肉体も疲れて寝てしまっているか、または意識が逆に冷静になっているのかもしれません。

まとめ。犯罪にあわないために。

何にせよ、あなたが刺殺や無差別殺人などの事件に巻き込まれたくないと思う場合、「昼下がり」と「夕方~夜」に、より一層気をつけておくといいのかもしれません。

まぁ、いかに気をつけても、襲われたらどうしようもないんですけども。

というわけで、何か少しでも参考になることがあれば幸いです。

(完)

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

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