時間のムダを後悔しない、たった一つの考え方〜銀座新橋日比谷有楽町・心療内科コラム

「時間のムダ」を後悔しない、たった一つの考え方。〜銀座新橋日比谷有楽町・心療内科コラム

今まで後悔したこと、ありますか?

自分自身、ゆうメンタルクリニックで診察をしています。

そんな中、色々な悩みを抱いている患者さんに会ったのですが。

ここ数年で多くなっているお悩みが「後悔」です。

「どうしてあんなことをしてしまったのだろう」
「時間を戻せるなら、戻したい」

こういう悩みの根本にあるのは「時間をムダにしてしまった」という思考だと思います。

そしてこれは、年齢が高くなるにつれて増えます。

 

たとえばパリに一年間留学していたら、まる一日、どこにも行けなかったとしても、後悔することはほぼないでしょう。

しかし「一泊二日のパリツアー」だったら、一日にわたってホテルで寝込んでどこにも行けなかったら、狂わんばかりに後悔するはずです。一泊二日パリツアーが実在するかはともかく、気持ちは分かっていただけるはずです。

この差はもちろん、滞在できる時間に限りがあるからです。

これは人生でも同じ。
残りの人生が短くなるほど、一日一日の重みは増えます。

その結果、ちょっとした失敗などでも「あぁ! 貴重な人生が!」と思い、強い後悔を抱きます。くわえて過去の失敗などを思い出して、連鎖的に「ああああっ!」という切ない気持ちになることも多々あります。

こんなとき、僕からあげられるアドバイスは、たった一つです。

「後悔は甘え」

です。

後悔は甘え!?

何かで失敗したときや、出遅れてしまったときに、決して後悔してはいけません。

「時間をムダにしてしまった!」

なんて悔やんではいけません。

なぜなら、悔やむことによって、あなたはさらに時間をムダにしてしまうからです。

「7時に起きるはずが7時30分に起きてしまった! どうして俺はこうなんだ!」

と思っているあいだに、7時40分になり50分になります。

「昼までに仕事を終わらせるはずだったのに、もう16時だ! 何で私はこうなの!?」

なんて悩んでるあいだに、16時30分になり、17時になっていきます。

「もう30歳になってしまった! それなのにこの一年、特に何もできてない! 何で自分はこうなんだ!」

と悔やんでいるあいだに、あなたは31歳になり、32歳になり…。

いつの間にか、おじいさんやおばあさんになっているはずです。

 

悔やむことは、甘えです。

後悔することは、怠惰以外の何物でもありません。

 

大切なのは「人生とは、常に今から始まる、この1分だ」と思うこと。

過去に何があっても、たとえ成功しても失敗しても、どんな気持ちを抱えても、
「それはそれとして、この1分だ」

と考えることです。

こう思うだけで、あなたの日々は大きく変わっていくのです。

覚えておいてくださいね。

今回のまとめ

○ 時間をムダにしてしまったと後悔したとしても、後悔するだけで何もしなかったら、さらに時間がムダになっていく。

○ 後悔するよりも、今から始まる1分を大切にしよう!

 

いうわけで、いかがでしたでしょうか。
何か少しでも参考になることがあれば幸いです。

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

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